「非常時、地域で炊き出しを イタリアレストランの試み」。婦人之友2024年7月号掲載記事のタイトルです。

何気なく開いた婦人之友バックナンバーでしたが、なんとこのイタリアレストランは、月曜日に伺ったタネニハの森の「フィリッポの幸せな食卓felice di filippo」の運営母体「PIZZERIA GITALIA DA FILIPPO」さんでした。
記事は「PIZZERIA GITALIA DA FILIPPO」のオーナーシェフ、岩澤正和さんへのインタビューによるもの。
岩澤さんは、東日本大震災での支援活動を契機に地域の備蓄の重要性を痛感。その後、店には薪や発電機、調理器具を常備し、パスタ1400食分やピザ50食分を備蓄しているそうです。
さらに形を整えるだけではなく、日頃からイベントを通じて地域と交流し、商店街の仲間と協力し毛布や発電機なども共有備蓄。小学校の授業で「地域に農家があることがどんなに豊かなことか」と伝えているとの言葉も印象的でした。
岩澤さんがこの防災の仕組みづくりをイタリア・パルマの地域防災システムから学んだというお話は意外であり、またそれをご自身のお店で実現されたことは素晴らしいと思いました。パスタが長期保存でき、石窯で焼くビザも薪があればできるという利点を活かしての取り組みとの説明になるほどと思いました。
偶然にもこのタイミングで、婦人之友を通じて「フィリッポの幸せな食卓」の素敵な屋外かまどの背景を知ることができたことは嬉しいことでした。
