立教大学と東京芸術劇場が進めてきた「池袋学」と自由学園最高学部との共同主催による公開講演会を、下記の通り自由学園(東京都東久留米市)にて開催いたします。
■公開講演会「東北、池袋、そして武蔵野 ―地域学の視座―」
日時:2017年11月25日(土) 14:30~16:30
会場:自由学園記念講堂(東久留米市学園町1-8-15) アクセス
講演者:赤坂憲雄氏(学習院大学教授)
司会:渡辺憲司(自由学園最高学部長)
入場無料 事前申込不要でどなたでもご参加いただけます。
主催:池袋学(東京芸術劇場×立教大学)・自由学園最高学部
協力:自由学園環境文化創造センター、NPOゼファー池袋まちづくり、立教大学ESD研究所
後援:豊島区 東久留米市
■ちらし画像
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■講演者 赤坂憲雄氏のご紹介等
赤坂氏は、福島県立博物館館長を兼任し、東北学を牽引してきました。東日本大震災以降の氏の民俗学者としての発言は、東北の歴史的状況に鋭く迫るもので、多くの人の共感を呼びました。
最近では、『性食考』(岩波書店)を刊行。その序章では、震災以降、自然生態系のバランスが崩れ始めたことを指摘し、人と野生の新たな交わりの風景が創造されねばならないと記しています。
氏の代表的著作である『東北学 忘れられた東北』の「さらば芭蕉、と囁きかける川風を聴いた」の一章は、今も私の芭蕉理解さらに文学への見方を大きく揺さぶり続けています。
近年の『図書』(岩波書店)連載の「武蔵野を読む」も従来の文学的評価の視座に再考を突き付け、さらに<風景>論に大きな一石を投じています。
私たちが、今この時期に根源的に人間とは何か。そして眼前の風景にどのような視線を向けるべきなのか、氏の講演は大きな刺激を与えるものになるでしょう。
自らの立地している場所をどのように捉えなおすべきか、この講演は、現代、生命の有り様に新たなる模索を強いられている若き諸君、さらに、一生学び続ける多くの人に聞いていただきたいものです。是非ご参集ください。