ロシアによるウクライナ侵攻が始まって1年を過ぎた今月、ポメラニアン大学(ポーランド)に留学しているウクライナ人留学生に向けた’Jiyu Gakuen (Tokyo) Scholarship’(自由学園奨学金)に、全国友の会と公益財団法人全国友の会振興財団から多額のご寄付をいただきました。
全国友の会は創立者を同じくする団体ですが、会員の方々が毎月積み立てておられる公共費から、また振興財団からも支援先への募金として、合わせて150万円をお預かりし、前回までの残金と合わせて154万円を、3月14日にポメラニアン大学宛に送金手続きをいたしました。今回が3回目の送金となり、これまでリビングアカデミーをはじめ学生や関係者から寄付していただいたものと合わせて258万円余りを送金したことになります。
この募金活動は今後も継続して支援を続けると共に、状況を見ながらポメラニアン大学との交換留学が再開できるように準備を進めていきたいと思います。
これまでにご支援いただいた多くの方々に心よりお礼を申し上げますと共に、今後も私たちに出来る支援を続けていきたいと思います。
最高学部募金担当 咲花昭嗣
■ポメラニアン大学(ポーランド)マレク副学長のメッセージ
今回の支援を受けて、ポメラニアン大学のマレク副学長から寄せられたメッセージをお伝えします。
親愛なる友人の皆様
私たちはこの素晴らしいお知らせと寄付した方々の広い心に圧倒されています。
友の会の皆様にこの素晴らしい人道的な行為に対して限りない感謝を申し上げます。
自由学園奨学金という形で、また必要なら別の援助の形で、ウクライナからの学生や研究者たちに支援をすることができることを大変嬉しく思います。
私たちのウクライナ支援は終わることなく、より長い期間を目指しています。
現在のウクライナの状況を考え、ウクライナの受けた破壊のひどさを踏まえると、ウクライナは今後何年も、いや何十年といってよいほど支援を必要とすると予想します。私たちは必要とされる限り支援を提供していきます。
私は、あなたがたにすぐに、私たちが寄付をどのように配布するかについてお知らせするつもりです。
この春の最初の日にポーランドから心を込めて
マレク・ウカシク(副学長)