3月4日(土)の卒業研究報告会で,環境と経済・社会ゼミは次のような発表を行います.午後1時20分からおおよそ40分程度です.
発表題目:「多様性」が生み出す地域の持続可能性に関する研究II
― 都市と農村の持続的な関係構築を目指して ―
メンバー:大口 遼太郎・鬼崎 衛・雜賀 順己・花井 聖仁・松島 耕太
指導教員:杉原 弘恭先生・小田 幸子先生
この研究では,環境と経済・社会ゼミの一貫したテーマである,大規模システムと小規模システムの連携による,多様性が生み出す持続可能性という仮説を,都市と農村の相互連携から検証するべく,名栗地域の産業史調査(継続調査)と5 人の個人研究を行っています.結論では,地域のストック(自然・人口・地域活動など)を目減りさせず維持・再生しながら持続的なフローを生み出していくことが,大規模システムに依存せず,自立したサステナブル・コミュニティの形成に必要であると述べられています.また,名栗地域の現状に即し,ストックの維持を目的とした組織の提案として,「総有組織」を考えています.加えて,今後の自由学園の学校林において名栗地域と関係を築きながら多様な教育活動を行い,結果として地域の維持・再生に繋がるよう,一貫した社会貢献活動を含む自然教育がなされるための指針も提案しています(予稿集より引用).
最高学部4年課程卒業研究報告会のお知らせ
百年の里山づくりを目指し「名栗柏木フィールド活動協定」を締結
文:遠藤敏喜(学部教員)
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