学部教員が地理情報システム学会で発表/研究・実習 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

学部教員が地理情報システム学会で発表/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

研究・実習

学部教員が地理情報システム学会で発表

2020年11月1日

10月24日,25日にオンラインで開催された第29回地理情報システム学会学術研究発表大会で、学部の吉川と,資料室の村上が「学校アーカイブズにおける基礎年表情報の時空間的可視化の検討」と題してポスター発表しました.

地理情報システム学会で発表
地理情報システム学会の発表で使用したポスター:画像をクリックすると大きい画像(988KB)が別ウインドウに表示されます

内容は自由学園の創立100周年を記念した年史編纂事業の一環として計画されている,デジタルアーカイブ(Webでの資料公開)の構築に関連したものです.自由学園は小規模な学校でありながら全国各地で教育・研究・社会活動が展開したという特色があり,このような自校史を効果的に表現する方法として,詳細な基礎年表記事一件一件に空間情報を付与し,Web GIS 等の技術を用いることで,100 年間の活動を(地図上で)時空間的に可視化することが有効ではないかと考えました.本発表では基礎年表記事の空間分析と,空間的可視化の試行結果について取りまとめました.オンラインでの開催のためZOOM上でのやりとりとなりましたが,参加者から貴重なご意見をいただくことができました.

地理情報システム学会は,コンピューター上で様々な空間情報を取り扱い,可視化することが可能な「GIS(Geographic Information System)」に関わる,理論的・応用的研究を行うことを目的とした学会です.

現在GISは教育・研究から行政・防災,一次産業を含むビジネス分野まで幅広く利用されています.最高学部でも,近年フィールド系の講義・ゼミでGISの基礎的な理論や操作を学び,研究に取り入れられるよう指導を始めています.

文・写真:吉川 慎平(学部教員)

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