今春に卒業を控えた最高学部生は2023年2月18日、卒業勉強・卒業研究報告会(以下、報告会)を行いました。
2年課程2年生が行う卒業勉強は、4年課程2年生と同じカリキュラムを学びつつ、それに加えて行うもので、時間的苦労もある中、3人で協力しながら取り組んできました。
4年課程4年生(ギャップイヤー生を除く)は3年次からゼミに所属しており、1~3年の歳月を卒業研究に注いで取り組んできました。3年次秋に行った公開合同ゼミから引き続き同じテーマで研究を深めてきた人、ギャップイヤー中も研究をつづけた人、テーマを改め、昨春から研究に取り組んで論文としてまとめた人がいます。報告会では、これらの学びの成果を披露しました。
報告会は60周年記念講堂での対面発表とオンライン配信の並行で行い、最高学部生・女子部生・男子部生に加え、多くの保護者にご来場いただきました。部を超えて生徒・学生や保護者が参加してくださり、普段最高学部生との関わりが少ない多くの人に卒業研究・卒業勉強の成果をお伝えすることができました。
今回の報告会では新しい試みとして、質疑応答を従来と異なる形式で行いました。質疑応答の時間を午前・午後各部の最後にまとめて取り、会場内に散らばった学生に直接、実際の論文や発表資料を手に取りながら質問していただく形式です。会話を通して質問に答えることで、ステージ発表では伝わりきらなかった部分を補填することもでき、学びの成果をより伝えられたのではないかと感じています。
この1年間(長い人はもっと)の学びを本日多くの人に届けられたことを嬉しく思います。お忙しい中、足を運んでくださったみなさまに心から感謝申し上げます。
報告会リーダー 石丸雄大・竹下楓華(最高学部4年)、大串千里(最高学部2年課程2年)
写真:奈良忠寿(最高学部教員)