4年ぶりに「春の自然観察会」を開催(庭園・自然環境:草本・潅木グループ)/研究・実習 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

4年ぶりに「春の自然観察会」を開催(庭園・自然環境:草本・潅木グループ)/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

研究・実習

4年ぶりに「春の自然観察会」を開催(庭園・自然環境:草本・潅木グループ)

2023年4月28日

生活経営研究実習「庭園・自然環境:草本・潅木」グループが、2023年4月28日に4年ぶりに「春の自然観察会」を開催した。当日は天候にも恵まれ初夏のような天気の中、約70名の参加者に南沢キャンパス内の春の自然を楽しんでいただいた。この観察会では、学生が地域の方等と一緒に南沢キャンパス内の自然観察を行っている。新型コロナ感染症拡大の影響で2019年以降中止していたため、4年ぶりの開催となった。

自然観察のようす(正門西の掲示板周辺)
学部生が図を示しながら説明(けやき坂の野草植物観察区)

当日は6グループに分かれて校内を回り、学生・教員が植物等の説明をしながら、校内の野生植物観察実験区を中心に、ホウチャクソウやニリンソウ等の野生植物を観察した。今年は春の訪れが早く普段観察している植物を観察できるか不安だったが、普段の観察会では見られないものやその季節の変化も含めて来ていただいた方と楽しむことができてよかった。

自然観察のようす(ケヤキ坂の野生植物観察実験区)
自然観察のようす(立野川沿い)

  

今回の自然観察会には、東京都のレッドリスト選定に関わった方や、近隣市町村で自然環境の保全等に取り組んでいる、「向山緑地・立野川勉強会((学)自由学園は団体会員)」、「西東京の自然を見つめる会」、「清瀬の自然を守る会」等の方々がご参加くださったので、集まりの際に代表の方に一言ずつお話をしていただいた。また2023(令和5)年2月に発行された『東久留米市第三次緑の基本計画・生物多様性戦略〜水と緑と人のネットワークづくりをめざして〜』(東久留米市環境安全部環境政策課 編)について、東久留米市緑の基本計画等検討部会に委員として参加した教員から説明があった。さらに6月に東久留米市役所で開催される「第27回東久留米市環境フェスティバル」の副実行委員長に環境フェスティバルのご案内をしていただいた(「庭園・自然環境:草本・潅木」グループは2003年から毎年参加している)。その他に東久留米市環境安全部環境政策課緑と公園係から数名ご参加くださったのでご感想等を話していただいた。このような機会を通して、多くの方のサポートを得て、この自然観察会や普段の実習に取り組めていると再確認することができた。

観察会の後に学部食堂で集まりをする
会終了後には農芸グループが育てている花をつかった花束の販売を行いました

  

「春の自然観察会」は4年ぶりの開催であったが、昨年度の「秋の自然観察会」の経験や先輩方の記録やアドバイスを参考に準備を進め、当日はいつもご協力いただいているボランティアや、先輩方のサポートのおかげで無事に終えることができた。参加した方からは「四年ぶりに観察会に参加できて楽しかった」、「また秋の自然観察会も楽しみにしている」などのコメントを頂くことができた。今回の経験を基に、今後も実習に取り組んでいきたい。

  

文:山田周太郎(最高学部2年、「庭園・自然環境:草本・潅木」グループ)
写真:「庭園・自然環境:草本・潅木」グループ

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