4月18日(火)に水文・気象観測室のメンバーで那須農場に行き、観測機器の整備とデータ回収、また、その周辺河川の調査をしました。学生の私は那須農場に来るのが初めてだったので、前日に那須農場の歴史と那須ヶ原の講義をうけました。
・那須野ヶ原は、那珂川、箒川、蛇尾川、熊川による複合扇状地帯であること
・扇状地により全体的に南東に傾斜していること(那須農場自体も傾斜している)
・湧水地点が、全体的に、南西側に偏っていること
などが分かりました。
当日は湧水地と箒川、熊川、蛇尾川を回りました。農場付近の蛇尾川に水がないことは知っていましたが、5月頃まで全体的に湧水でも水が枯れているそうで、当日湧水地の水が枯れていたので最初の印象は、水の貧しい地域のように感じました。先生たちからは、「水があるときはドバドバ出ている」とのことなので、今後が楽しみです。
蛇尾川の洗い越しを渡り、農場に向かいました。観測機器の整備とデータ回収後、吉川先生による那須の紹介を受けました。ミスタ羽仁に褒められた石や、農場、栃木県初のトラクター、木下良作先生の蛇尾川調査の家など、情報量が多さに圧倒されました。
しかし、多くの学生がこの事実(ミスタ羽仁に褒められた石や木下良作先生の蛇尾川調査の家)を知らないので、今後色んな学生にも知っていってもらえればと思います。
文:宮代雅章(最高学部3年・気象観測室)
写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)・小田 幸子(最高学部教員・環境文化創造センター次長)