10月31日、最高学部の昼食に自由学園で食べられていた特別なお食後が出されました。学園の伝統的な「お食後の文化」を無くしたくないという思いから企画されたものです。
企画した学生のコメントです。
私は生活経営研究実習3を取っています。
私は女子部で高等科2年生の時にお食後を作りました。また女子部の時は毎週木曜日にお食後が出されていて、日常の中にお食後がありました。学園ではお食後が代々受け継がれています。卒業生によって「自由学園のお食後」の本が出版されたのも、そんな環境の表れだと思います。
おそらく創立当初からあるお食後ですが、最高学部に進学してからはあまり見なくなりました。自分達で作ることが無くなり、私の日常からお食後が消えました。
男子学生にお食後の本を見せると「このお食後を見たことがない、知らない」と言いました。
学園の伝統を知って欲しい、お食後という文化を無くしたくない。その思いから私は最高学部でお食後を出す企画を、生活経営研究実習として行いました。味わうことでこのお食後がどんな意味があったのか、なぜ出されたのかをせっかく学園にいるのだから知って欲しい。
今回はそれの第一弾。プラムケーキです。
清風寮でお祝いの席に出されたと言います。
リビングアカデミーのスタッフをしている卒業生は「お誕生日会の時にでた」とおっしゃっていました。
プラムに漬けた紅茶はティーチングアシスタントの方のイギリスからのお土産で頂いた物を使用しています。
今日はハロウィンです。少し特別な日に特別なお食後を。
ぜひ味わってください。




文・写真:浅田雪乃 (最高学部3年 生活経営研究実習食グループ)

















