パラリンピック日本代表の有安諒平氏に特別講義をしていただきました/ライフデザイン - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

パラリンピック日本代表の有安諒平氏に特別講義をしていただきました/ライフデザイン - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

ライフデザイン

パラリンピック日本代表の有安諒平氏に特別講義をしていただきました

2020年12月8日

学部の講義「スポーツと生きがい」にて、パラリンピックのローイング(ボート) 日本代表の有安諒平氏に特別講義をしていただきました。

有安諒平氏による特別講義
有安諒平氏による特別講義

有安氏は男子部65回生で、高等科時代に視覚障害を発症し、その後パラスポーツとの出会いから、現在のボート選手に至った経緯を話されました。視力に問題を抱えていたため、男子部時代は球技などのスポーツが出来ず、そこから逃げていたことでした。障害の受容プロセスを経て、目が見えないことは1つの特徴でしかないと考えるに至ったことなどお話してくださいました。

パラリンピックのローイング(ボート)は4種目あり、有安さんの出場するPR3(混合舵手付きフォア)は男女・視覚・肢体障害・健常者から成るチームだそうです。

誰でも凸凹(得意不得意)があり、それらを合わせれば、力となることをご自身の経験から伝えてくださいました。受講生は、有安氏が視覚障害を抱えながら男子部生活を送ってきたことを、自分の経験と合わせて想像していました。

多様性や共生を考えていく上で、多くの気づいた時間となりました。

文・写真:早野曜子(学部教員)

カテゴリー

月別アーカイブ