支援活動を市民の皆さんに報告/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

支援活動を市民の皆さんに報告/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

支援活動を市民の皆さんに報告

2012年3月30日

3月29日の午後、東久留米市南部地域センターにおいて「南部地域センター・いきいき安心!塾・被災地への学生ボランティア報告会&交流会」が催され、3月23日から27日まで岩手県震災支援活動を終えた学生(最高学部ボランティア第10陣)が、これまでの活動と今回の訪問の様子を報告した。会場には地域の方々や武蔵野友の会員が約30人が来場され、私たちの報告に耳を傾けて下さった。

支援活動を市民の皆さんに報告
報告の準備

初めに学生が現地での活動内容を1時間かけて報告した。被災地の様子はもとよりそこで出会った人とのエピソードや活動を写真を多く取り入れながら発表し、被災地に行った際の心境などをお話した。6名の学生がそれぞれ思いを話したが、支援活動を継続して行うことの重要さを伝える言葉が多くあった。

支援活動を市民の皆さんに報告
報告の様子

次に質疑応答の時間を設けた。プレゼンテーションを聞いた方から学生への質問や感想が活発に飛び交い、会場全体が一人一人の震災に対する思いを共有する場となった。来場した方からは、「自分達も何か少しでも役にたちたい」という強い思いを感じさせる意見が多くあがった。また、友の会の方からは、会員から集めた物資がその先どのようになっていたのかがよくわかったというコメントを頂いた。この交流は1時間をこえる熱心なものだった。最後に、質疑応答もふまえて咲花先生から総括としてコメントしていただいた。

支援活動を市民の皆さんに報告
交流会(質疑応答)

今回、地元地域の方々へ向けて報告した事は、学生にとって自分達の活動を改めて客観的に考える機会となった。震災発生以来、各々が抱えていたいわれのない思いを整理する事ができたように思う。

震災から1年が過ぎたが被災地はまだ復興とは程遠い状況である。メディアによる報道内容とは異なる現状が山ほどある。そんな折に、私達の実体験を身近な地域の方々にお伝えできた事は大変に意味のある事であったと思う。今後の活動には様々な課題が残されているが、これからも学園としての活動を、全国友の会・婦人之友社とともに継続して行っていきたいと思う。

文:平山れな・小林美奈(学部1年)
写真:咲花昭嗣(学部教師)

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