学園特別実習「樹木・庭園グループ」夏休みに熊手作りの講習会に参加/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

学園特別実習「樹木・庭園グループ」夏休みに熊手作りの講習会に参加/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

学園特別実習「樹木・庭園グループ」夏休みに熊手作りの講習会に参加

2014年9月15日

私たち学園特別実習「樹木・庭園グループ」は、学園内の樹木および庭の維持管理活動を実習として行なっている。

夏休み中の7月21日に行われたNPO法人『東久留米の水と景観を守る会』主催の熊手作り体験に、学生2名が参加した。会場である東久留米市内の柳窪天神社に参加者約10名が集まり、講師の「竹工芸 酔竹草堂」店主渡辺國夫氏から、黒目川上流の竹林の手入れで生じたマダケを利用して熊手の作り方を教えていただいた。渡辺氏の用意してくださった材料や工具を囲み、自己紹介をしてから講習が始まった。熊手を構成する竹の部位は爪・押さえ・柄の3種類のみであり、それらを針金や留め具で止めるというとてもシンプルなものであった。1時間ほどで、参加者のそれぞれの熊手が完成し、その後記念撮影を行った。

熊手作りの講習会

完成した熊手を手にする

近年は熊手の生産はプラスチックが主流となり、竹の熊手の生産が少なくなりつつある。また、地域における竹林の管理がされなくなり、熊手を始めとする竹を利用する技術も廃れてきている。地域社会と自然環境という大切な接点をなくさない為に、今回のような活動は大切であると感じた。

自由学園のキャンパスにある竹の利用については、これまでも試行錯誤して来たが、この講習への参加を通して改めてそのことを考える機会となった。夏休み明けの実習時間では講習会について他のメンバーに報告し、ぜひ熊手作りに挑戦してみたいという声もあがった。
これからも、機会があれば地域の歴史や技との連携を考えつつ、自然との関わりを大切にした生活を発信していきたい。

文:松島耕太(学部2年)・木村亥織(学部1年)

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