最高学部の講義「被服学概論」では、年齢・体型・障がいの有無に関わらず、全ての人が精神的に豊かな衣生活を送るために何が必要かを、被服学の実習を通して学びます。

手作りズボンを手渡す
3月11日に、私たち受講生は市内の特別養護老人ホーム「シャローム東久留米」に入居されている方々に、プレゼントとして講義で作ったズボンを届けに行きました。2学期に実際に採寸をさせていただき、3学期に受講生が2人1組になってズボンを作り上げました。他の方にプレゼントする服であるということもあって、受講生はとても丁寧に作ることを心がけたと思います。

被服学受講生(右端は加地先生)
ズボンを受け取ってくださった方々は、とても嬉しそうに何度もお礼を言ってくださいました。そのお姿を拝見して「ズボンを作ってよかった」と心から感じました。その笑顔を私はこれからも忘れないと思います。それほど私にとって嬉しいできごとでした。
文:江村由里子(学部1年)
写真:加地泰子(被服学講師兼女子部教師)