4年生が日本教育工学会の研究会で研究成果を発表する/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

4年生が日本教育工学会の研究会で研究成果を発表する/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

4年生が日本教育工学会の研究会で研究成果を発表する

2015年3月15日

最高学部4年の鈴木仰は,2月28日(土)に九州大学箱崎キャンパスにて開催された日本教育工学会の研究会:学習支援環境とデータ分析において,研究発表を行った.

鈴木はテーマ別グループ研究「数理モデルとインターフェイス」の卒業研究で,大学生の「大学生活の満足度」を押し上げる要因について調査した.想定されるさまざまな要因を探る意識調査を自由学園最高学部と国際基督教大学の学生に実施し,その結果を,構造方程式モデリングを用いて分析・考察した.研究会では,リベラルアーツ教育を実践する両校の特徴として共通して言えることをまとめて発表した.

参加した研究会は,96の研究が7つの教室に分かれて発表するかたちで行われ、約20名の方が私の発表を聞いてくださった.学外で発表する機会は初めであったが,温かい雰囲気のもと研究の成果を社会へ発信することができた.また,発表後には,分析に対するご指摘をいただき,とても有意義な時間となった.

指導者に恵まれ、学外での学会発表を許されるまで研究を進めることができたこと,ご協力いただいた国際基督教大学の関係者の方に,とても感謝している.

日本教育工学会

発表の様子

研究会の翌週には,自由学園最高学部の卒業研究報告会があり,そこでは国際基督教大学との比較を通して分かった,自由学園最高学部の特徴について報告した.

一般募集を行っていないため他大学と比較される機会の少ない最高学部にとって,本研究は,自分たちが行っている教育が社会に求められているのかを確認する貴重な機会であったように思う.満足度がもっとも高い大学だと知られている国際基督教大学との比較であったが,最高学部は劣る点だけではなく,愛校心は同等の値を示し,よい点も多く確認された.本報告が,下級生にとって,自身が経験している教育を再認識し,誇りをもって学ぶきっかけになればと願っている.

文・写真:鈴木仰(学部4年)

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