4年の高橋由佳さん(数理モデルとインターフェイス所属)が11月22日に東京電機大学・鳩山キャンパスで開催された第80回形の科学シンポジウムで研究発表(題目:自由学園工芸研究所「プラネテ」デザインと音楽のジップ則を利用した融合)を行った.

プラネテの実物を見せながら研究発表する高橋由佳さん
シンポジウムでは,スイスの画家・美術教育家ヨハネス・イッテンの色彩学を基礎にデザインされたプラネテを,計量情報学でよく知られている経験則であるジップの法則を用いて,音楽と融合した試みを紹介した.
音楽と造形・工芸との関わりは,さまざまな分野の学者が研究しており,発表の後には多くの質問やコメントが寄せられた.いずれもたいへん有意義なもので,今後の研究に大きな参考となろう.
高橋さんは初めての発表であったが,立派であった.
本研究を進めるにあたり,神谷珠子氏をはじめ自由学園生活工芸研究所の皆様にはたいへんお世話になっている.今回の研究発表にあたっても,展示用に複数の製品サンプルと機材をお借りした.この場をお借りしてお礼申し上げる.
文・写真:遠藤敏喜(学部教員)