特別養護老人ホームへ手作りの羽織物を届ける/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

特別養護老人ホームへ手作りの羽織物を届ける/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

特別養護老人ホームへ手作りの羽織物を届ける

2015年12月24日

学部生が,12月17日に,特別養護老人ホーム「シャローム東久留米」へ手作りの羽織物をお届けしました.

これは,被服学概論と被服学演習の活動の一環で,毎年授業で製作してお届けしているものです.今年は,感染症予防強化などのため,昨年までとは異なり,あまり細かい採寸をせずに型紙をかける肩掛けはどうかということで羽織物を作りました.採寸は受講生代表の3名と私で伺い,その後2人1組で1枚づつ合計18人分の羽織物を仕上げました。裁縫は小学生以来という男子学生と,得意ではないという女子学生もいましたが,差し上げるものということで丁寧に作りました.手間のかかる「しつけ」などはスキップしてミシンをかけ始めてしまい,やり直すことになって「急がばまわれ」だったと痛い思いをして気づく人もいました.中にはとても苦手な人もいましたが,得意な学生が自分の分は終わっていても周りの人の手伝いにきてくれたり,静かに力強く助けてくれました.

製作の様子

製作の様子と完成した羽織物

病院にいらしていて直接お渡しできなかった方もありましたが,大部分の方には直接お渡しすることができ,大変喜んでいただけました.職員の方にも羽織物は好評で「使い勝手がよいのでぜひ来年も」とおっしゃっていただいたので,今回の新しい試みは良かったようです.来年はもうひとつヴァージョンアップして,さらに喜んでいただけるものを差し上げられたらと考えています.

届ける様子

手渡しする様子(ホームの方には画像処理を施しています)

文・写真:加地泰子(被服学担当)

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