「学校」を可視化してみる/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

「学校」を可視化してみる/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

「学校」を可視化してみる

2016年6月3日

教育学基礎(2年次自由選択科目)では、教育学入門に相当する内容を学びます。

初回から「教育と遺伝・環境」「小さな大人から子どもへ:子ども観の変遷」などを考えてきました。そして、いよいよ「学校」の登場です。学校に行く意味があるのか?、テストで人を測ることが出来るのか?など学生からの話題は尽きません。そこで、新調された壁一面のホワイトボードにKJ法で「学校とは何か」をテーマに全員で整理してみました。

「学校」を可視化してみる

KJ法で考えを整理中の2年生

一番大きいグループは「他者との関わり」に関連する記述で、次いで「学ぶ(勉強する)」、「社会性を身につける(社会に出る準備期間)」が続きました。また、「食べる」というグループは、食の学びを続けてきている自由学園ならではと感じられました。社会と隔離されている、人間関係の辛さ、模索することの苦しみなどのネガティブイメージも出されたところが興味深く思います。これを題材に、哲学・歴史学・社会学などの視点からも眺めてみて、「学校」がもつ可能性と限界を受講生と議論しながら学びを進めます。

文・写真:咲花昭嗣(学部教員)

カテゴリー

月別アーカイブ