デンマークに関するイベントの第2回目を開催する/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

デンマークに関するイベントの第2回目を開催する/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

デンマークに関するイベントの第2回目を開催する

2016年9月28日

9月16日(金)に、東久留米市男女平等推進センターで、イベント「デンマークの便り」第2回を開催した。卒業研究でデンマークに関して取り組む3名が、一般の市民へ向けてプレゼンテーションやディスカッションの時間を企画した。8月に2回連続での開催を予定していたが、台風の影響で2回目が延期、参加者の約半数が入れ替わった。

デンマークに関するイベントの第2回目を開催する

企画・実行した4年生の3人

デンマークの歴史や暮らし、留学経験などを紹介した1回目に対し、今回はデンマークの福祉・教育制度を紹介した。教員の講演咲花昭嗣先生は、多様性というテーマで語り、日本の未来について考えさせられた。イベントの後半は毎回恒例のデンマーク体操を全員で行い、強度の高さや改良点など確認した。

デンマークに関するイベントの第2回目を開催する

咲花先生による講演

ディスカッションでは実際にデンマークに住んだ方や記者、子育て経験者など様々な立場の参加者8名によって、活発な意見交換が行なわれた。デンマークでは子どもの頃から個人の意思を尊重しており、それが選挙での高い投票率や、高社会福祉国家に繋がっているのではないかといった感想や、自己決定権を養い自分の意見を持つために家庭内でディスカッションを行うことはできる、一方で親自身がやってきていないことを行うことは難しいなど、様々な意見を聞くことができ、有意義な時間となった。

デンマークに関するイベントの第2回目を開催する

2チームに分かれ、教員やセンターの方も参加して活発な意見交換

デンマークに関するイベントの第2回目を開催する

体操の体験の横で、3年生がデンマークのおやつを用意

今回、卒業研究を一般の方に紹介するうえで、ただの紹介ではなくデンマークの制度の長所や日本導入への可能性、改良点など、参加者と共に日本の未来を考えるため様々な観点から考えて準備を進めた。人に伝えることの難しさを感じる一方、参加者との意見交換はとても有意義なものとなり、私たちの研究を更に発展させることができた。

この2日間で得た知見やアンケートやディスカッションででた意見などを参考に今後も研究に取り組んでいきたい。

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文:市川ゆり子・手塚莉生(学部4年)
写真:松下瑛美(学部教員)

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