美術展の常務会議も2回目を数え、少しずつ運営の人たちが動き始める中、作品制作にも熱がこもってきました。秋になり、色彩も豊かになってきた学園キャンパスで、皆それぞれ作品の試行錯誤を続けています。今週の作品制作の様子をお伝えします。

染織の糸を染めている様子
写真は染織の糸を、一部を縛って部分的に、染めているところでです。こちらの糸では、大きな機を使って2人で生地を織り上げていく予定です。

100号のキャンバスに挑む
この写真は100号のキャンバスに挑んでいるところです。100号というと美術大学でも卒業制作作品になるくらいの特大サイズです。画面全体を見ながら進めていくのは、意外と難しいことなのですが、今日はアトリエを思いきりつかって、伸び伸びと、筆を走らせていました。
体操会の練習が始まり、美術から足が遠のいている人もいれば、逆に体操会の雰囲気で高まった気持ちが作品に表れている人もいます。体操会シーズンも、まだ見ぬかたちを求めて、身体を動かし、五感を働かせて作品に向かう。とても贅沢な時間です。
文・写真:渡邉悠子(学部教員)