6月12日から14日までの3日間、女子部高等科遠足が行われました。今回は標高2763mの燕岳。わたしたち学部4年と3年の学生も引率しました。3日間ともとても天気に恵まれ、無事に頂上に立つことができました。
毎年、女子部遠足には女子学生が、男子部遠足には男子学生が、引率としてお手伝いしていますが、今年は初めての試みで、女子部遠足に男子学生が参加しました。団体登山では、どうしても男手が必要になってきます。その中で学部男子学生が力を出せたのはとても良い試みだと感じました。危険な道や、怪我人の荷物持ち、雪道でのサポートとなどといった様々な所で多くの力を出していました。
また、知っているようで知らない他の部の遠足に参加することで、男子部と同じようなところ、全く違うところ、終わった時の彼らの感想は、とても新鮮なものでした。
生徒として行く遠足と引率として行く遠足ではまるっきり違います。先生も生徒に負けない思いでこの3日間の為に準備していることを近くで感じ、新しい目線で遠足を見ることができます。
この自由学園の団体登山が生徒にとっても先生にとっても、引率した私たち学部生にとっても、とても重要で成長できる行事だということを、卒業しても感じることができる機会を与えられたことに感謝します。
文・写真:河村 茉衣(学部4年)