自由学園女子部・男子部・最高学部でクリスマス礼拝とクリスマス音楽会が行われた12月20日、最高学部の昼食はクリスマスの食事でした。
献立は食の委員が中心となって考え、お食後のケーキは 生活経営研究実習 食グループ が考案、食グループの1年生が製作しました。
コロナの影響で食事に出せなくなり、食糧部の在庫で多かったマーマレードをどうにか活用できないかと思い、レシピを考えました。
ケーキの小麦粉は東久留米特産の柳久保小麦、細かく刻んだアンジェリカは新天地に生えていたフキを春に加工したものです。
他にも学部棟前の山栗、農芸グループに収穫してもらった桑の実をアクセントとしてケーキに入れています。
全て学園の食材を使って製作したことから、「希望ケーキ」という名前にしました。
例年に比べてささやかではありますが…クリスマスの食事をお楽しみください!


桑の実が予定より少なかったので、冷凍ビーツを使用したケーキも製作しました。このビーツも新天地で採れたものです。桑の実とは違った食感ではありますが、ビーツ特有の味も他の食材と合わさって、食べやすい味になりました。
また、ビーツの特徴である色がほんのり生地に出ています。
どちらのケーキも自由学園をまるごと表すようなケーキに仕上がりました!


文:梅崎花子(最高学部1年・食グループ)、古澤さくら・仁科佐保子(自由学園食糧部・食グループ指導者)
写真:奈良忠寿(最高学部教員)