私たち自主研究「RO農法への挑戦」グループは11月11日(土)12(日)に、那須農場で活動を行いました。今回は最高学部2年4名、女子部生徒4名、男子部生徒4名、教員2名、卒業生1名の計15名が参加し、草刈りとワタの収穫、サツマイモの収穫を行い、他にもライ麦の成長具合の確認をして先月の活動で撒けなかった残りの圃場へのライ麦の種まきも行いました。
草刈り
先月は10月にも関わらず暑い日が続いたため、雑草もまだかなり残っていたので、刈り取りを行いました。圃場には、とくにギシギシが多く生えており、大きく成長しているものも多かったので苦労しましたが、流石に11月だったこともあり、今回は手刈りで行える範囲の除草でした。
ワタの収穫
ワタは先月の63個に加えて、今回92個収穫することができました。昨年の5個に比べて収穫できた数がかなり増えたので、2年目にして早速RO農法の効果と可能性を感じています。ワタは是非来年も継続して育てて変化の様子を見てみたいと思っています。
サツマイモの収穫
サツマイモの収穫は、先月試しに掘ったものがあまり大きくなかったため、心配をしていましたが、いざ掘ってみると大きいサツマイモを収穫することができたので、皆な大喜びでした。サツマイモは合計で約43kg収穫する事ができ、安納芋が9.25kg、シルクスイートが10.82kg、紅はるかが22.86kgと3種類共に植えた苗の数は同じであったのにも関わらず、紅はるかが一番収量が多いという結果となりました。
圃場の場所によって日当たりや土中の栄養が変わってくる可能性があるので、なぜ紅はるかが一番多く収穫できたのかは今後考察していきたいと思います。
また、今回予想よりも多く収穫できたので、生徒が各家庭に持ち帰えったり、次回の活動で焼き芋にしたりして楽しむことにしました。
今回は、ワタやサツマイモなどが多く収穫でき、今までの試行錯誤の結果が良い方向に現れてきたのでとても嬉しく思っています。ワタに関しては2年目にして爆発的に収穫量が増えたことには驚きましたが、どうして増える結果になったのか、どういった事がよかったのかなど、来年度の活動に向けて考察を深めていきたいと思います。
また、次回は大豆の収穫も待っているので、そちらの方でも無事多くの大豆を収穫できることを願うばかりです。
農業というものは自然相手に行うことなので、色々と先が読めないことも多いですが、それも一つの楽しみとして、これからも私たちは少しでも良い結果が出るように努力していきたいと思います。
文:丸原 歩(最高学部2年)・写真:最高学部2年