私たち自主研究「RO農法への挑戦」グループは、12月2日(土)3日(日)に、最高学部生3名、女子部生4名、男子部生10名、教師3名の計20名で那須農場の圃場にて活動をしました。
今年度種をまき、苗を植えて育ててきた作物も残る収穫は大豆のみとなりました。今回はその大豆の収穫と、収穫後の圃場にライ麦の種まきを行いました。
大豆は、まず一区画(1アール)の圃場で育ててきた大豆を根元から皆で刈り取り、ビニールシートに乗せます。そこからひとつひとつ実った大豆の鞘を摘み取っていき、更に鞘から豆を取り出しました。途方もない作業でしたが、皆で根気よく大豆と向き合い、全ての収穫を終える事ができました。大豆の実を取り出すためには叩いたり、踏んだり、唐箕(とうみ)にかけたりと様々な方法がありますが一番確実なのはやはり手作業のようでした。なかなか楽はできません。
綺麗な大豆と未熟だったりだめになっていたりした大豆は半々くらいでしたが、合計で7.9㎏収穫できました。





今回の活動で、今年度分の綿もすべて刈り取りました。活動中に取れた綿は30個、実がはじけていない株はそのまま刈り取り、学園に持ち帰って吊るしてあります。綿の実は刈り取った後も風通しの良いところに置いておくことで後から実がはじける性質があるので、はじけるのを待ちます。

また、お昼には前回の活動で収穫したさつまいもを焼き芋にしました。寒い中での作業の合間に食べる焼き芋は格別で、自分たちの畑で育ったという事もありとても美味しかったです。耕さず肥料もやらずという事で味に心配はありましたが、十分な甘みもあり大満足でした。

今回の活動により、今年度の圃場での活動は終わりました。RO農法に挑戦して二年目は思い切って色々な作物の栽培に取り組んでみましたが、思いのほか上手くいったものも多くあり、作物も学びも実りの多い年になったと思います。三年目は更に何をしていこうか、考えるのが楽しみです。
文:伊藤碧菜(最高学部2年)・写真:最高学部2年