ゴールデンウィーク中の5月1日〜5月4日の4日間、最高学部3年の有志学生2名で那須農場付近の自由学園がお世話になっている農家さんの田植えに参加しました。
4月29日〜30日にかけて最高学部「那須農場の学びと持続可能な農業・地域づくり」の講義を履修している学生が例年通り那須農場の田んぼで田植えを行いましたが、講義とは別に、毎年お世話になっている農家さんからのお声がけがあり、今回田植えに参加させていただきました。

農家の田植えということで、学生が行うような手植えではなく、田植え機を使った田植えを体験することができ、農家さんが普段どのように米作りをしているのかを知る良い機会になりました。
今回の田植えでは、2人で12枚、約2.8haの田んぼに植え付けました。中でも例年那須農場の4枚の田んぼうち2枚は、機械での作業を行なっていただいていますが、今年は私たちで植え付けることもできました。
最初の方は初めて扱う植え機の操作等に苦戦し、なかなか思うように作業も進まなかったものの、最終日には一人で一枚の田んぼを終わらせることができるようになり、微力ではありますが農家さんの助けになれたように思います。
私たちはこの4日間で本当に多くのことを学び、今までになかったような貴重な体験を沢山することができました。しかし、農業という仕事として考えたとき、私たちは長い一年の内で田植えというほんの少しの期間を体験したに過ぎません。
今回、田植えの他にも農家さんと多くコミュニケーションをとる中で、農業というものは奥が深く、常に作物と向き合い続けなければ結果の出ないものなのだということを改めて認識しました。
また、現代農業が抱える多くの問題や課題も農家の目線から直接聞くことができ、現在の一次産業に危機感を感じ、改めて私たちの体を作るものは「食」であり、その「食」は私たち自身で守っていかなければならないのだということを強く感じています。今回体験した様々なことを今後の研究等に活かすと共に、人生の糧として、これからの「農業」や「食」の安心・安全をどうすれば守られるのかを考えていきたいと思います。


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文・写真:丸原 歩(最高学部3年)