10月24日（火）
先週末の台風21号に伴う大雨の影響で、22日（日）23時から23日（月）8時半頃まで、しののめ茶寮に東久留米市の避難所が設置された。本校は、平成20年12月に東久留米市との間で「一時避難場所及び避難所の利用に関する協定書」を結んでいるが、このように実際に避難所が設置されるのはおそらく初めてのことだろう。
最初に市から連絡を受けたのは21日（土）18時頃で、今後の雨量によっては、避難所開設をお願いすることになるかもしれないとのことであった。これを受けて、直ちに学園長などと対応を協議し、市が開設を判断した際の学校側の対応を整えた。
翌日は、日中は市からの連絡もなく、このままの状況で進むかと思われたが、20時過ぎに連絡が入り、市内へ土砂災害警戒警報が出される可能性が高いので、避難所開設の準備をお願いしたいということであった。その後市は、22時40分に避難所開設の判断をし、本校でもそれに伴って対応を行い、23時にしののめ茶寮を開錠して市の初期活動班へ引き渡した。
今回の避難所の設置は、本校周辺の”崖地”に隣接する住宅からの自主避難者が主な対象であったため、実際に避難して来られる方は無かったようだが、本校が避難所になっている自治会の方が、避難所の様子を見たいということでいらっしゃるということがあったようだ。翌朝の8時頃には警報も解除となり、8時半には撤収作業も終了し、避難所は閉鎖された。
この一連の動きの中では、まず携帯電話が使用できたこと、そして市の初期活動班が当初から想定通りに動けたことなど、条件的にかなり恵まれた印象を持つ。災害の程度や種類によっては、全く違う動きをしなければならない可能性もあり、この度のことを市ともよく振り返って、今後の災害への備えをより良いものへとしてゆきたい。
危機管理本部 蓑田圭二