2月23日（土）、2018年度防災教育チャレンジプラン活動報告会が開催された。昨年度の2月からスタートしたこのチャレンジプランについて、その一年間の活動をまとめて発表するため、東京大学地震研究所に各実践団体が集まった。以前にもこの欄へ投稿したように、本校は、三菱地所レジデンス（株）との協働で行っている「そなえるカルタ」・「そなえるドリル」の防災学習を取り上げてエントリーしていた。
このチャレンジプランの中で本校は、「そなえるカルタ」・「そなえるドリル」の教材としての特徴、またそれらでの学びを通して学習者にどのような行動変容が見られたのか、そして現在両教材が、誰でも自由に使えるものになっていることなどを報告し、これらの汎用性についてその可能性を提案した。併せて、学校と企業とが同じ目標に向かって、win-winの関係を築けることも示せたのではないかと思っている。
審査委員による受賞対象にはならなかったが、実行委員などからは中間発表会に引き続き良い評価をいただいた。本チャレンジプランの目的は、「防災教育の場の拡大や質の向上に役立つ共通の資産をつくること」である。本校が制作に携わった「そなえるドリル」には特に思い入れがあることから、今後も三菱地所レジデンス（株）と共に、これら教材の普及に向けた活動を行ってゆきたい。
危機管理本部 蓑田圭二
