TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」9月30日(木)/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」9月30日(木)/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

安全への取り組み お知らせ・活動報告

TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」9月30日(木)

2021年10月1日

今回は、現在日本列島に接近中の台風16号を取り上げた。この台風は、昨日の29日6時の時点では「大型、非常に強い勢力、中心気圧935hPa、中心付近の最大風速50m/s、最大瞬間風速70m/s」となっていたが、今朝8時には「大型、非常に強い、中心気圧945hPa、中心付近の最大風速45m/s、最大瞬間風速60m/s」と変化しており、数値的にはやや勢力が衰えたようにもみえるが、引き続きその進路には注意が必要なようである。

放送では、この台風16号の勢力をイメージしてもらうための工夫として、9月中旬に上陸した台風14号の記録を振り返ってみた。台風14号は、9月18日夜から翌19日にかけて関東地方へ接近した訳だが、所沢観測所のデータによれば、その期間の降水量は0.0㎜となっており、また風も強い時で約6~7m/s(砂埃が舞い上がるくらい)であり、多くの時間帯が約3~5m/s(普通に自転車を漕いでいて感じるくらいの風)程度の風速だった。このためこうしたデータからは、台風14号の風雨の様子が、一般的に台風からイメージされる状況からは程遠かったことが分かってくる(その他台風14号は、上陸直前の16日の時点でも、台風の大きさや強さを示す情報は出されていなかった)。つまり、この台風16号の今後の進路によっては、より確かな備えの下、ご自分やご家族の安全・安心を守らなければならないということになる。

このような比較を行うことでは、今後起こり得るリスクが想定しやすくなると共に、私たちの行動選択に影響する様々バイアスからも逃れられるのではないかということを考えている。そうなると今後台風が、関東地方を直撃するような進路を取る恐れのある場合は、これまでに関東地方で被害を出した台風との比較も必要になってくるだろう。まずは、台風16号のデータをこの後振り返ることで、今後も続く台風シーズンに備えたいと思う。

危機管理本部 蓑田圭二

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