自由学園女子部講堂は、米国の高名な建築家フランク・ロイド・ライトの愛弟子遠藤新により設計され、東京都選定歴史的建造物およびDOCOMOMO JAPANにより「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選定されている建物です。
1934年に建築された木造建築で、2009年に袴田喜夫建築設計室に依頼して耐震補強改修工事が施され、耐震補強には金箱構造設計事務所も携わりました。
このたび、金箱構造設計事務所代表取締役の金箱温春氏による下記著作が発行され、自由学園女子部講堂について、第5章「耐震補強とそのディテール」で、「大きな内部空間と開口部を持つ歴史的木造建築 鉄骨フレームによる木造建築の補強」と題して5ページにわたってご紹介いただきました。
■『ディテールから考える構造デザイン』
学芸出版社 2021年4月15日発行
著者 金箱温春
詳細は、下記の学芸出版社WEBサイトをご覧ください。
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761532727/
耐震補強工事の折には、遠藤新のデザイン・室内イメージを尊重し、目立たずに必要な強度を持たせることについて、袴田喜夫・金箱温春両氏がご尽力くださいました。