お菓子にまつわる物語を作り方と共に紹介しているNHKのテレビ番組『グレーテルのかまど』で、自由学園オリジナルのお菓子「希望満充」が紹介されます。下記の通り放映されますのでぜひご覧ください。
■番組名『グレーテルのかまど』
放映局と放映日時(初放送):
NHK Eテレ:2021年11月1日(月)22:00~22;24
番組サイト:https://www.nhk.jp/p/kamado/ts/VNWVWYKX3Q/
■再放送
11月8日(月)10:25~10:49 Eテレ
11月10日(水・火曜日深夜)01:05~01:29 国際放送(NHKワールド)
※NHKプラス(同時放送)あり
※NHKオンデマンド(見逃し1週間)あり
※NHK総合での再放送はなくなりました
■「希望満充」とは
「希望満充」は、学園が1934年に目白から現在地に移転した後、創立者の羽仁もと子が健康を損ねて休んだことがあったのですが、年が明けて回復して学園に出られるようになった時に「満身満心の希望」と生徒に心境を伝えたそのことばを、生徒たちが形に表したいと考えて作ったお菓子です。
10人分の大きなお饅頭を作り「希望満充」と名付けました。皆で「希望」を分け合っていただくことから、お祝いの時などによく作られてきました。最初に考案された時には小豆餡がたっぷり入っていましたが、その後戦争で食糧難になった時ににさつまいも餡に変わり、それが今に引き継がれています。
「希望満充」は生徒たちも毎年楽しみにしているお菓子です。女子部(中等科・高等科)では日々の昼食を学年交代で作っていますが、今回は、昨年女子部高等科2年生がお料理をした日に、お食後に「希望満充」を作った機会に取材をしていただきました。
番組では、女子部卒業生の方が、家でお嬢さんと一緒に「希望満充」を作る様子も紹介される予定です。
「希望満充」の作り方は、女子部卒業生が企画編集した本『自由学園最高のお食事』(新潮社刊)、『自由学園のお食後』(誠文堂新光社刊)でも紹介されていますので併せてご覧ください。