東日本大震災後の支援活動をきっかけに、今も自由学園が交流を続けている石巻市十三浜では、わかめや昆布の養殖が盛んです。コロナ禍で現地を訪れることは難しくても、生産物を食卓に載せることが漁師さんたちや現地の方々への応援につながり、私たちの食卓も豊かになります。
自由学園では全校の食事でいつも生徒たちがいただいていますが、荒波に揉まれて育った十三浜のわかめや昆布は肉厚でやわらかく、とてもおいしいです。皆さまもどうぞ味わってみてください。
ご注文は「浜とまちをつなぐ十三浜わかめクラブ」（仙台市）で受け付けています。
※婦人之友社・全国友の会・自由学園による震災支援活動による現地の方との交流から生まれた非営利任意団体です。収益は十三浜の漁業を支え、地域の復興と地域づくりに役立てられています。
■予約販売
※いずれも収穫後すぐに湯通しして塩蔵されているので、冷蔵庫・冷凍庫で保存できます。
※以下に最小単位の金額をご紹介していますが、大きい単位の販売もしています。
わかめ 200g 550円（税込）
茎わかめ 300g 350円（税込）
昆布 300g 350円（税込）
きざみ昆布 200g 350円（税込）
■ご注文について
予約締切 2022年4月20日（水）
製品のお届け 5月下旬～7月上旬
※漁師さんが浜の仕事の合間に袋詰めをして、十三浜から直送されます。
ご注文は、婦人之友社HP内の下記ページでお申込みください。
わかめ・茎わかめ・昆布の購入・予約案内（2022年春収穫）
https://www.fujinnotomo.co.jp/news/202203wakame/
製品のご紹介や注文単位と金額、送料など、詳細をご紹介しています。
■収益は十三浜に還元されます
購入代金の一部は、十三浜の漁業を支え、復興と地域づくりに役立てられます。
昨年度は、漁師さんたちが作業をする際に必要な「かっぱズボン（漁業用の胸当て付きズボン）」が、72人の漁師さん全員に寄贈されました。かっぱズボンは漁協十三浜支所から購入することで、支所の売り上げにも貢献しました。支所では、全員に希望のサイズと色を確認して調達して下さったそうで、皆さまから大変喜ばれました。
（詳しくは『婦人之友』4月号の「浜とまちをつなぐ十三浜わかめクラブ便り」で紹介されています。写真提供：十三浜わかめクラブ）
十三浜支所を通じて、72人の漁師の皆さんへかっぱズボンが手渡される。
支所の運営委員長の西條覚さん。仕事着のかっぱズボンは重労働のため痛みがはやいとのこと、支援を喜んでくださった。
3月16日の夜、宮城・福島で震度6強の地震が起こった折には、大きな揺れに驚き皆さま怖い思いもされたそうですが、大きな津波はなかったので、幸い漁業関連の被害はなく、漁師さんたちはホッと胸をなで下ろしたそうです。
今、十三浜はわかめの収穫最盛期。余震の不安もある中、翌朝から漁師さんたちは船を出し、わかめの刈り取り、ボイル、塩蔵などの作業に家族総出で取り組んでおられます。
自然と向き合い働く漁師さんたちに感謝しつつ美味しいわかめをいただき、収益を現地に還元しましょう。携わる人が減っている日本の沿岸漁業を守ることにもつながります。
収穫したてのわかめから、めかぶを切り取る「耳削ぎ作業」。まだ寒い中で作業が行われます。わかめはその後すぐに湯通しして、塩蔵されます。