昨年10月に、女子部高等科3年生による「探求」の成果をまとめた『川田文子さんのこと』(山澤遥乃・山澤綾乃著、自由学園出版局、2022年10月)が出版されました。
川田文子さんは自由学園女子部23回生、1944年12月3日、学徒動員先の工場で空襲に遭い、19歳で命を失いました。
昨年から学内外で読まれ、研究会等でも活用されてきましたが、このほど、『信徒の友』8月号の特集「平和をつくりだす」の一つとして、「インタビュー 記憶を引き継ぐ 『川田文子さんのこと』ができるまで」が4ページにわたって掲載されました。
作者の山澤遥乃さん、綾乃さん、高橋学園長へのインタビュー記事となっています。二人の作者がどのように川田さんの資料に出会い、対話のなかで自分の探求をすすめていったか、今、何を思い、行動しようとしているかが伝わってきます。
最後の「編集室だより」では、熱心な聞き手になってくださったS氏が二人の印象を記してくださいました。
100年続く自由学園の歴史のなかには、戦争を経験した時代があります。現代に生きる私たちがこの経験をどのように記録し継承し、平和の実現のために働くべきか、在校生の取り組みから深く学びたいと思っております。
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