カンボジア研修は7月23日に出発しました。以下引率の大畑先生からの報告です。
報告

7月24日
カンボジア研修2日目は、朝から快晴に恵まれ、世界遺産「アンコール遺跡群」を巡りました。午前中は、12世紀に建立されたアンコール・ワットを見学しました。壮大な建築や緻密なレリーフを間近に見ながら、生徒たちは教科書や映像だけでは分からない歴史の重みとスケールを体感しました。午後は、クメール王朝の都であったアンコール・トムや、巨大な樹木の根が遺跡を覆うタ・プロームを訪れました。自然と歴史が一体となった景観に触れ、文化遺産を守り継ぐことの意義についても考える機会となりました。遺跡間の移動では、カンボジアならではのトゥクトゥクに乗車し、風を感じながら街並みや人々の暮らしを眺めました。また、伝統菓子作りにも挑戦し、現地の方に教えていただきながら、カンボジアの食文化を体験的に学びました。暑い一日となりましたが、生徒たちは元気に活動し、歴史や文化を「見る」「聞く」「触れる」という多様な方法で学ぶことができました。

7月25日
シェムリアップで過ごす最後の日でした。夜中は激しい雨が降っていましたが、朝には雨も上がり、青空の広がる一日となりました。午前中は、フランスの支援を受けながら地域の雇用創出や人材育成に取り組む職業訓練施設「Senteurs d’Angkor」を訪問しました。石けんや香辛料、お茶、コーヒーなど、カンボジアの自然素材を生かした製品づくりを見学し、実際に香りや味を体験しました。商品づくりの工程だけでなく、「現地に働く場をつくる」という理念についても学び、生徒たちは熱心に説明に耳を傾けていました。午後は、シェムリアップのオールドマーケットを訪れました。市場には色鮮やかな雑貨や衣類、香辛料、果物などが所狭しと並び、生徒たちは現地の人々と英語や身振り手振りを交えながら買い物を楽しみました。値段を交渉したり、笑顔で会話をしたりする姿も多く見られ、「伝えよう」とする気持ちが言葉の壁を越えることを実感できたようです。また、観光地とは異なる、カンボジアの人々の日常の活気や温かさに触れる貴重な機会となりました。その後、シェムリアップ空港から国内線でプノンペンへ移動しました。この3日間、生徒たちはアンコール遺跡群からクメール王朝の歴史や文化を学ぶだけでなく、人々との交流や職業訓練施設の見学、オールドマーケットでの体験を通して、「今を生きるカンボジア」にも触れることができました。明日はプノンペンで、カンボジアの近現代史について学びます。これまで見てきた豊かな歴史や文化と、近年の歩みを結び付けながら、この国への理解をさらに深めていきたいと思います。
















