8月18日
宿泊しているオレロップから4Km離れた農場へ見学に行きました。
自転車組と徒歩組に分かれ、農場へ向かいました。
農場は家族で経営されており、羊・豚が飼育されています。
一般的には、豚1頭の大きさに合わせたケージの中で飼育されるているようですが、農場主のトーマスさんは、そうした生産性のみを考えた養豚ではなく、広い敷地に放牧しています。敷地内には、氷河期にできた渓谷もあり、広大な敷地の中で、豚や羊がのびのびと育っていました。
また家ででた下水は、自宅近くに植えてある柳の木に固形物を取り除いて浄化するシステムを作ってあり、水循環にも配慮されています。
午後は副校長のクリスティアーネさんからデンマークの教育システムについてお話を伺いました。デンマークには、14−16歳の生徒が1年学べるエフタスコーレ、18歳以上が最長10ヶ月学べるフォルケホイスコーレという独特の教育機関があります。
ブラジルで育ったクリスさんは、日本もブラジルもFast Educationをしているが、デンマークは個人がGood Educationを選べる選択がある、と話してくださいました。
高校が終わったらすぐ大学へ、という時間ロスのない効率良い教育を求める考え方に対し、15歳や高校を終えたあと、自分の興味・関心を見極める時間を持つことができるデンマークの教育に、生徒たちは考えさせられたようです。
生徒の報告
アセンブリー(朝礼)は頑張って聞こうとするととても耳に入ってきてなんとなく言っていることがわかっているような気がします。朝の歩きは想像以上に気持ちよくて、デンマークの景色をゆっくり楽しむことができた。家はみんな可愛くて、咲いている花や果物もなんだか綺麗だった。農場は初めて知ることも多く、この農場ならではのこだわりにも納得してしまった。いろんなところに工夫が施されていて全てが理にかなっている、無駄がないような感じだった。ウインナーもとても美味しくて、こんなに出てくるとは思っていなかった。デンマークの教育については日本と違うところが結構多く、エフタスコーレやホルケホイスコーレなどの学びが日本にはなく、とてもいいなと思った。テストのために勉強ではない勉強をする場所を作るというところにとても共感した。(Y.T)
8月19日
朝、オレロップの学生と一緒にダンスの授業を受け、その後10時半から隣接する幼稚園(0歳〜)を見学しました。園の責任者であるティーナさんは、園長は他のスタッフと同じ立場で子供たちを見守ることが大切であると考えていることや、子供の自主性を尊重した教育方針に、生徒たちは自分たちが通った幼稚園などの記憶も含めて考えさせられたようです。
午後は、フュン島の第2次世界大戦の歴史を描いた「僕の家族と祖国の戦争」という映画を観ました。この映画は実際にホイスコーレで起きた史実に基づき制作せれたもので、オレロップでも撮影がされています。今滞在している学校でどのような歴史があったのか、現地で映画を鑑賞し実感が湧いたようでした。
生徒の感想
体操のコンテンポラリーを受けて、こちらの人は、週に2回のペースで行っていると聞き、ストイックで納得した部分があった。できる、できないに限らず楽しんで習得している姿を見て選んでいる責任を果たしているのだと思った。日本では、学校に行くのは当たり前、選ぶ、選ばない関係なしにそういうものという決まっているからみたいな風潮があって、それでは本当の意味で学ぶことができないと分かった。幼稚園では、こどもたちがどうしたらもっと良く成長できるかを考えて常に進化し続けられるように取り組んでいて、日本だと変わらないのがいいみたいな感じで、全然環境や考え方が違うなと思った。


























