同学会から 那須農場のトラクター再生に伴う寄付のお願い/自由学園協力会からのご案内・活動 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

同学会から 那須農場のトラクター再生に伴う寄付のお願い/自由学園協力会からのご案内・活動 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

自由学園協力会からのご案内・活動

同学会から 那須農場のトラクター再生に伴う寄付のお願い

2013年10月3日

IMG_1150“社会を切り拓く精神を培いたい”そんな思いから、創立者は戦時中の1941年、那須農場を開きました。それから70年あまりがすぎ、農場はいま、大きな試練と戦っています。「3.11」の福島原発事故後なお一定の放射線量があることから、学園の判断で生徒の活動は一時休止となってます。

 同学会では農場の役に立てればとの思いから、生徒にかわり那須農場の支援労働、除染作業や芝の張り替えなどに当たってきました。この活動はこれからも続けていきますが、気がかりなのは生徒と農場のつながりが細く遠くなってしまっていることです。

 そうしたなか、ミスタ羽仁が那須農場のために最初に購入したトラクターが、古びて動かなくなっていることに気づきました。このトラクターはファーガソン社(Ferguson)によって、1952年に製造された「TEA-20型」です。いまの価値で900万円程度。農場の発展をみすえ、ミスタ羽仁が取り寄せたものでした。この機種は人類初のエベレスト登頂を成功させた冒険家サー・エドモンド・ヒラリーが南極で使用したトラクターとしても有名で、クラッシック・トラクターとして今でも世界中に収集家がいるほどです。

 IMG_1223そこで、同学会では協力会の協力も得て、貴重な資産であるこのトラクターを、生徒たちの手によって生き返らせる「ファーガソン・トラクター TEA-20再生プロジェクト」を立ち上げることにしました。那須農場から南沢キャンパスにトラクターを移し、専門家の指導の下、生徒たちが分解し、組み立てなおす。再生したトラクターを農場に戻し、使いながら保存していく――。これが、現在の構想です。

 なぜ、いまトラクター再生なのでしょうか。理由は主に二つあります。まず、生徒たちが伝統機種に触れその構造を学ぶことで、普段の授業では得られない経験ができる。自由学園では長年、「腕時計の分解・組み立て」を授業に取り入れてきました、これに通じる趣旨です。いちばんの目的は、トラクターの再生を通じ、那須農場を生んだ自由学園の開拓者精神に生徒が触れ、考える機会をつくることにあります。

 ☆寄付のお願い
ファーガソンTEA20型を再生させるためには、錆びきったボディーをすべて分解し、交換が必要な部品を海外から輸入、組み立てなおさなければなりません。指導者として男子部36回生の竹山佳一さんが名乗りを上げてくださいました。座学講義〜再生作業のカリキュラムを組み、男子部生徒の有志と一緒に、9月から張り出し勉強としてスタートしました。来年春の南沢フェスティバルまでの完成をめざします。その後、那須農場にもどし軽作業に使いながら、保存していく計画です。

 実現の為に皆様の“寄付”によるご協力を必要としています。一口3000円として皆様のご協力をお願い申し上げます。募金期間は、12月末日までとさせていただきます。
また
このプロジェクトは協力会の支援を得て運営しております。この機会に一人でも多くの方に協力会にご入会いただければければ幸いです。

トラクター再生募金は皆様のご協力により目標額を大きく超えた額を頂戴することができました。
ありがとうございました。

☆寄付は以下からお申し込みいただけます。
/form/TEA-20/TEA-20.php
またお電話で042-422-3111へ「トラクター再生募金について」とお問い合わせください。

2013年度 同学会委員長 松原剛(D43

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