5月17日(日)、幸いにも降雨という天気予報がはずれて屋外での写生会及び撮影会が予定通り行え、また弦楽合奏によるミニコンサートも盛況裏に終えました。協力会が積極的に活動することにより、学園関係者をはじめ地域の皆様など、多くの方々が自由学園に集うことの大切さを、改めて実感した一日となりました。
「学園の春の色を描く会」
今年で5回目となる「春の色を描く会」は29名の方が参加されました。写生会に先立ち滝沢先生より絵の描き方についてお話がありました。すなわち絵の基本は描きたいモノを発見し、モノをよく見て率直に描くこと。ここ自由学園のキャンパスには、色いろと面白いモノがいっぱいあると言われ、その言葉を思いつつ参加者の方々は各々お気に入りの場所へと移動しました。
お昼休みに滝沢先生に様子を伺ったところ、今日は曇天で湿気があるのが幸いし、木々の緑が実に生き生きとして美しい。そんな緑を描いたら良いし、参加者の方々も描く場所がたくさんあって喜んでいるとのこと。人気のスケッチ・ポイントは大芝生と図書館、そして初等部だそうです。
写生会終了後は滝沢先生のもとに参加者の方々がすずなりとなりました。小学生から年配の方まで、一人ひとりの作品に対し、ていねいに感想を述べ指導される滝沢先生。作品を描いたご本人の嬉しそうな表情と、回りを取り囲む参加者の皆さんの様子を見て、描くことと同様に滝沢先生のアドバイスを、とても楽しみにしていらっしゃるというのがよくわかりました。
参加者の方々から「こんな良い季節に自由学園へ来て、絵が描けるのがとても楽しい」、また「滝沢先生や皆さんに私の絵をほめていただいたいて、今日はとても幸せな気分です」といった感想を聞き、協力会としてイベントを開催して良かったと感じ入りました。
自由学園協力会からのご案内・活動