今週の1冊「ウクライナから来た少女ズラータ、16歳の日記」/図書館 お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

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今週の1冊「ウクライナから来た少女ズラータ、16歳の日記」

2022年12月19日

2022年12月19
『ウクライナから来た少女ズラータ、16歳の日記 』
 ズラータ・イヴァシコワ文・絵 世界文化社
昨日までマンガと小説が大好きな普通の女子高生だったズラータは、母が必死で工面してくれた16万円をもって戦火が広がる故郷ウクライナからあこがれの日本を目指します。
・2022年3月17日(木)朝6時に家を出て7時にドニプロ駅へ。
・長い行列に並んで、いつ来るかわからない戦争が始まってから通常運行が出来なくなっている列車を待つ。
・やっと運行された12時の列車に乗る。列車はウクライナ西部のドロホヴィチ(リヴィウという都市の南西にある小さな街)へ。24時間以上かかって次の日のお昼過ぎにドロホヴィチの駅に到着。
・どこ行きかわからないが(ポーランドとの国境の街に行くことだけは決まっている)バスに乗る。バスはポーランドとの国境の街、リヴィウ州のシェヒニに到着。
・国境の出入国審査を待ち(4時間)、その後ポーランドの国境の街メディカに入る。
※日本への行き方をボランティアの人に尋ねる。「日本に行くにはワルシャワに行かなければならない。そのためにはワルシャワ行きの列車が出る駅までバスで。そこからは鉄道で。」と教えてもらう。
・鉄道駅に向かうバスに乗る。
・鉄道駅からワルシャワ行きの列車に乗る。
・2022年3月19日(土)ワルシャワ駅の到着。シェルターに落ち着く・・・
様々な出来事が重なり、途中でコロナにも感染するなど足踏みを余儀なくされながら、彼女は日本にたどり着きました。日本避難に運命をかけた140日間の少女の日記です。
ニュースや新聞では目にしているけれど、なかなか身近にとらえられないこの状況が、彼女の体験を通して、彼女の文章や彼女の描いた挿絵を読むことで、『ワタシゴト』として入ってきます。

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