4月15日は、自由学園の創立記念日です。
今朝は、初等部(小学校)以上の在校生、教職員が記念講堂に集い、記念の礼拝をしました。
はじめに92年前の開校式の際に歌われた讃美歌74番を歌い、聖書は女子部・男子部(中等科・高等科)、最高学部(大学部)の委員長3人が、フィリピの信徒への手紙第2章12節~18節を読みました。
その後、初等部6年生の代表3人が、羽仁もと子著作集『子供読本』から、「めんどうしんぼう」を朗読しました。
矢野恭弘学園長は、「めんどうしんぼう」の話から、自由学園の生徒は、事にあたって「素直で本気」であることが最も大事だと語りました。初等部の子どもにもわかるよう、その思いでいろいろなことを励み、何かしなければならない時に、めんどうくさいというのでなく、自分で進んですることや、勇気を出して気がついたことをしていくうちに、力を与えていただけるのだと話しました。自由学園では、「自治」と「自律」を重んじ、人に言われるのでなく、自分で考えて、進んでものごとにあたっていけるようでありたいと語りました。
その後、中等科以上は、女子部76回生が卒業制作でまとめた映像『光を放つ人に』(羽仁もと子の生涯ほか)を見てから、 新入生歓迎の音楽会を開きました。