救世軍ウェリントン・シタデル・バンド（ニュージーランド）の日本ツアー最終日にあたる11月26日（火）、自由学園の記念講堂でスクールコンサートが開かれました。このバンドは1883年に結成され130年の歴史があり、音楽を通じて神様の言葉を伝える活動をしています。メンバーは警察官や消防士などほかに仕事を持つ人や学生で構成され、ニュージーランドでは休日に国内各地で演奏活動をされており、親子代々メンバーという家庭も少なくないそうです。このコンサートは自由学園卒業生経営の企業が日本公演の協賛をされているご縁で実現したもので、初等部6年生以上の児童・生徒・学生に加え、一般の方も多数おいでになり会場は2階席までいっぱいになりました。
休憩をはさんで15曲、吹奏楽の合奏を中心にソロや合唱なども披露してくださいました。アンコールの最後は讃美歌380番の演奏。これは自由学園の校歌「かかげよ旗を」と同じメロディーの曲です。演奏会前には、日に日に秋が深まり木々の彩りもあでやかな学園の庭もお楽しみいただき、最高学部で学生と昼食を共にされました。晩秋の昼下がり、時に力強く、時に柔らかな音色が学園に広がりました。
ご尽力いただきました皆様に心より感謝し御礼申し上げます。
