学部の学生Tさんと一緒に、オルタナティブスクール・湘南ホクレア学園の見学会に参加しました。校舎は藤沢の海の近くの古民家を活用。家に上がるなり小さな子どもたちが次々と声をかけてくれました。

最初に参加したのは朝のミーティング。10人ほどの小学生たちが輪になってワイワイと語り合っていたのですが、聞き慣れないその言葉はなんとスペイン語。前日の日曜に何をしていたか報告しあっていました。
見学の私たちも輪に加わり、子どもたちから今の気持ちは?など質問を浴びせかけられ、スペイン語を教えてもらいながら答えました。
世界の人と仲良くなるために、一定期間ある国の簡単な挨拶を学び、定番ソングを歌えるようにし、お昼はその国の料理を食べるというパッケージとのこと。生活に密着した自由で大胆な取り組み。楽しんで言葉を吸収している子どもたちは活き活きとしていました。
その後、一人ひとりがその日の自分の課題にそれぞれ取り組む学習時間。イエナプランをベースにした学びが展開されていました。

中にはオンラインで言語や数学など専門家から高度な個人レッスンを受けている子どもたちもいて、さまざまな形態の学び方を取り入れていることがわかりました。数学は公式を覚えるのではなく、自ら公式を導き出せるような思考がみにつくようにと考えているそうです。
「ワクワクする世界がみんなを待っている」「なりたい自分になれるよ」「大学は行こうと思えばいつでも行ける」「一つの仕事をずっと続けなくていいよ」「自分の人生は自分でしか描いていけない」「国じゃなくて人」などなど、階段に日本語に英語付きで貼られた言葉もまた印象的でした。ゲストスピーカー「達人先生」の話から、子どもたちがそれぞれ心に留まった言葉を書いて貼ったものとのこと。どの言葉も励ましに満ち素敵でした。

ホクレア学園創設者の小針一浩さんと知り合ったことからお誘いいただき訪問した湘南ホクレア学園。ここから世界に羽ばたく子どもたちが生まれる日が来ることが感じられました。
見学会参加者の皆さんから「今度はぜひ自由学園を見学を」とのリクエストをいただき、さっそく自由学園見学ツアーを企画しました。皆さんとの再会が楽しみです。