少し日が空いてしまいましたが、先日行われた美術の合同講評会、1年生の模様をお伝えします。1年生は毎週土曜日に必修の講義として、美術を履修しています。 「日本画」「油絵」「立体」「陶芸」「染織」の5つの技法から、各々興味のあるものを選択しています。
1年生の講評会は、まず学部の食堂に作品を展示することから始めました。昨年に美術展を経験しただけあって、先生の指導のもと皆着々と展示作業をすすめていきます。

展示作業する1年生
展示を終え、グループごとに作品の発表にうつります。先生からどのような制作をしてきたのかお話していただき、講評。短い時間ですが、それぞれ作品のテーマや意図などを発表してもらいました。

先生による講評

学生による講評

ラグビーをモチーフにした本棚
こちらは、好きなラグビーをモチーフにした本棚を制作中。完成がたのしみです。

窯入れ前の作品
陶芸のグループは、完成した作品とともに、窯入れ前の生の状態の作品も展示しました。ざらざらとした風合いや、焼成前のまったく異なる釉薬の色は、なかなか見る機会がないのでは。

スツール
染織では、自分の好きな色に染めた1色と、白の2種類の糸をつかって基礎織りを織りあげ、スツールを2脚仕立てました。ひとつは自分用に、もうひとつは学校で大切に使用します。今回もキャプション(タイトルと制作者、技法など)を考え、作品とともに展示しました。
夏休みに入りましたが、絵画作品はまだしばらく食堂に展示していますので、キャプションとともにぜひご覧ください。
(講評会に参加した担任教員からのコメント)
生き生きと作品の発表をしていたのが印象的でした。制作を楽しんでいるなと思いました。作品には学生の個性がとてもよく表れていて、「こんな一面もあるのか」という発見もたくさんあり楽しかったです。秋期も楽しみです(奈良)
最高学部に進学して、ひとつの技法で3ヶ月取り組んで、それぞれその人らしい色、柄、形を感じられました。学部に進学して新たな環境を走一気にり抜けた1学期でしたが、作品を見合っている時の明るい笑顔が印象的でした。夏休みに美術館に行ったり、旅先の風景、建物など美しいものを沢山見て、感じて、秋からの作品制作をより楽しんで取り組んでもらえたらと思います(松下)

作品鑑賞を楽しむ学生
文:渡邉悠子(学部教員)
写真:河原弘太郎(学部講師)・松下瑛美(学部教員)