7月15日に日本を出発した第28回ネパールワークは、7月23日から植林活動と並行して生活調査が始まりました。この生活調査の活動は第6回ネパールワークキャンプから始まっています。当時、最高学部で文化人類学を教えておられた曽我稔先生がワークに参加されたことがきっかけで、一時期中断したこともありましたが、近年も毎年続けている活動です。この生活調査は毎年行うことで、移り変わるネパールの人々の生活等を知り、記録していくことを目的にしています。
第1回目はカブレ県ドゥリケル市にあるバッテダラ集落に行きました。この集落はタマン族の方が多く暮らしています。はじめに、家族構成や主な収入源等を伺い、その後、結婚、出産、年金制度、出稼ぎの有無についてお聞きすることができました。
バッテダラでの調査の後に、ヒンドゥー教のGaukhureswor寺院に行きました。
調査の帰り道では、荷物運びをしている女性の方とお仕事についてお話を伺ったあと、実際に荷物運びの体験もさせていただきました。
今後の調査もあわせて、この結果については9月30日に行われるネパールワークキャンプ報告会で報告いたします。
文:上河原真理(学部3年・副リーダー)
写真:記録の係り