生活経営研究実習でブドウ農家を見学/研究・実習 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

生活経営研究実習でブドウ農家を見学/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

研究・実習

生活経営研究実習でブドウ農家を見学

2021年12月25日

12月10日に最高学部1年生活経営研究実習の食グループは所沢市にあるブドウ園の「師岡園」に校外実習へ行きました。

学園で作られる「ぶどうジュース」と「ぶどうジャム」はキャンベル種を使用しております。
近年、キャンベル種を作っている農家が少なくなってきている中、4年ほど前に師岡園と出会いました。キャンベル種の特徴は甘さのなかにも酸味が味わえることで、ジュース、ジャムに加工に適しています。
師岡さんからは、一本のぶどうの木からは毎年130kg近く収穫ができること。ぶどうの実が大きく、そして甘く美味しくできるよう冬のこれからは剪定、五月頃からは摘房、摘粒などの作業を奥様と二人で行っていることなど様々なことを伺いました。

冬に行う剪定作業ついてお話を伺う

  

学部1年梅崎さん「今回のぶどうジュースはキャンベルという、小粒で種があるものの他の品種に比べて加工した時にとても綺麗な色に仕上がる品種を使用した。
一時期、ベリーAという品種を使用して製作したこともあったが甘さが目立ちすぎたため今回は数が少なくなりつつあるキャンベルを栽培している師岡ぶどう園のぶどうを使用した。 元々はお茶の栽培などをしていた地域であったが、世代交代やお茶栽培の衰退なども影響し、その代わりとしてぶどう栽培を始めたとのことだった。
ぶどうを栽培する上では、全て立ち仕事で上を向いての作業である剪定作業が大変とのことだった。
師岡さんからお話を伺って、ぶどうの産地としてはあまり知られていない土地での栽培や販売は苦労が多いのではないか、と想像していたが地域単位での繋がりがあることで成り立っていることがわかった。
これまでの学生生活では、生産者の方に直接お会いする機会はほとんどなかったのでとても新鮮だった。 使用する食材の背景を知った上で加工する、ということの大切さを改めて実感した。」と実習で学んだこと、感じたことを述べました。

師岡さんとの記念撮影

  

食グループの実習では、直接農家から仕入れている物もあり、日頃あまり目にできない栽培の様子や生産者の思いを直接、見て、聞いて、感じることができ、学生たちにとって良い刺激となったことと思います。

文:最高学部1年 梅崎花子 食糧部・指導教員 古澤さくら 
写真:指導教員 塚原浩子 食糧部・指導教員 仁科佐保子

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