二年ぶりに正門に門松を飾る/研究・実習 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

二年ぶりに正門に門松を飾る/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

研究・実習

二年ぶりに正門に門松を飾る

2021年12月31日

12月27日,最高学部の「生活経営研究実習」庭園・自然環境:樹木グループ1,2年の学生と教員の手により,2年ぶりに正門に門松を飾りました.昨年はCOVID-19の感染拡大により飾ることができなかった門松ですが,今年は無事に学園正門に飾ることができました.

 

設置した門松

 

2014年からそれまで門松を設置していたキャンパスマネジメント本部からの依頼で,学部の樹木グループが門松を制作・設置することになりました.その際,門松について調べ,地方によりさまざまな形があることや,飾りにも意味があることを学び,学園内の材料を活かした門松の作成を行って来ました.

今年も1年生が中心となって,どのような門松を作るかを相談して竹は「笑い口」になるように斜めに切ることに決めました.12月に入ると学園内の竹林から青竹を切り出し「笑い口」を作る練習をしました.竹は高中低の3本を一組として組み立てるため,同じ角度で竹を伐らなければなりません.これはとても難しい作業で何度も練習をしました.

27日には,3本組にした竹を中心にコモを巻きつけ.藁縄(荒縄)を下から七重,五重,三重に巻いて男結びという結び方で結びました.最後にマツ,マンリョウ(万両),ウメを飾り完成です.コモと藁縄(荒縄)の他は全て学園内の材料で制作することができました.

 

用意した材料
荒縄を結ぶ
記念撮影

 

参加した学生は,「去年は,竹の準備はしたもののコロナの感染拡大のため設置することが出来なかったので,こうして立派に門松を飾ることが出来て嬉しい」「門松を制作してみて,一つ一つに意味があることを知ることができて良かった」「門松を自分たちで作ることができるなんて思わなかったが,とても楽しかった」などの感想を述べていました.

昨年に引き続き新年礼拝はYouTube配信となるため,直接正門の門松を見ていただける方は限られますが,無事に新年の準備を終えられたことに感謝し,来年が良い年となるようにと願っています.

(門松は,1月7日まで正門に飾られます)

 

文・写真:小田 幸子(最高学部教員)

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