「第17回川でつながる発表会」で男子部・最高学部の有志チームが発表しました/研究・実習 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

「第17回川でつながる発表会」で男子部・最高学部の有志チームが発表しました/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

研究・実習

「第17回川でつながる発表会」で男子部・最高学部の有志チームが発表しました

2022年1月31日

1月29日(土)にオンラインで開催された国土交通省荒川下流河川事務所主催の「第17回川でつながる発表会」で、男子部・最高学部合同チームの6名が、校内を流れる立野川の維持管理と、実習圃場「新天地」の老朽化した橋の架け替えプロジェクトについて、「森林資源の循環と川上・川下の つながりを意識したヒノキの橋づくり」と題して15分間口頭発表しました。「川でつながる発表会」は、荒川水系新河岸川流域の河川の保全などに取り組んでいる学校や市民団体などの発表を通じた交流を目的に毎年開催されています。

今回の発表では、自由学園名栗植林地(埼玉県飯能市)のヒノキ材(西川材)を活用した橋の架け替えが大きなトピックでしたが、特に名栗地域も南沢も同じ荒川流域に属しており、川上・川下の関係にあること、文字通り「川でつながっていること」をポイントとしました。質疑応答では、気象観測データの公開方法についてや、橋の架け替えで苦労した点などについてご質問いただきました。

 

発表を終えたメンバー

 

発表で用いたスライド

 

今回は男子部高等科3年生と、最高学部1・2・4年生の有志が連携して発表を取りまとめましたが、全員が集まり練習をする時間は限られていました。そんな中でも、発表会経験者の最高学部生を中心に、それぞれが準備をして臨むことができました。

また前日の28日(金)には、チームを代表して最高学部4年生の宮代安希子さんが、FMラジオTOKYO854くるめラの「リバーサイド854」の番組内で電話インタビューを受け、今回の発表テーマである橋の架け替えについて、その経緯や苦労した点について熱く語りました。放送を終えた宮代さんは「ラジオに出演するのは初めてだったので緊張しましたが、パーソナリティーの柳瀬ゴローさんが優しくフォローしてくださり安心して話すことができました。ラジオを通して発表の見所をお伝えできたと思います!」と話していました。

今回のラジオ出演は、パーソナリティーの柳瀬ゴローさんが昨年度の発表会で自由学園の発表のコメンテーターを務めていただいたご縁で、お声かけいただき実現しました。放送前には柳瀬さんに校内の現場を実際にご覧いただきました。また今年度の発表会でもコメンテーターを務めてくださり、生徒・学生に暖かい応援の言葉をいただきました。

今後も東久留米市や地域の方々と連携しながら、生徒・学生と立野川をはじめ「落合川と南沢湧水群」の調査研究を通じた環境保全に取り組んで行きたいと思います。また荒川流域というスケールでは、水源の森である名栗植林地での森林整備を通じて貢献していければと思います。

 

オンラインでの発表の様子

 

質疑応答・講評

 

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川でつながる発表会(国土交通省荒川下流河川事務所ページ)

 

文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター研究員)

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