3月5日から6日にかけて開催された日本体操学会第21回大会で「日本におけるデンマーク体操の普及に関する一考察」と題して教員の早野が学会発表をした。
1931年、日本にデンマーク体操が伝わってから90年。当時どのようにデンマーク体操が日本に紹介されたか、その後、どのようにデンマーク体操が普及していったか。現在もデンマーク体操が行われているのにはどのような要因があるのかについて文献調査・オレロップ留学生への聞き取り調査を実施・現在「デンマーク体操」がどのように行われているかについて実地調査を行った。1934年デンマークからきたミス・クローンが池袋の自由学園で体操指導している映像など新たに見つかった資料もある。今回の調査で、学校でデンマーク体操に取り組んでいるところは自由学園の他3校しかないこともわかった。今後この研究を他校とも協力しながら進めていきたい。


文・写真:早野 曜子(最高学部教員・国際化センター)