8月1日(火)関東地方をはじめ各地で大気が非常に不安定になりました。南沢キャンパスでも正午過ぎから雷鳴が轟き、発達した積乱雲の通過によりその後一時的な豪雨となりました。最高学部棟屋上露場の雨量計では、1時間に20mmを記録しました。またそれに伴い、急激な大気の変化の様子が記録されていました。

例えば風速(最大瞬間)は11時30分から強まり、12時20分には12.4m/秒を記録しました。気圧は12時10分には1,002.0hPaありましたが、13:30までに999.4hPaまで低下しました。最も顕著なのは気温で、11時10分には31.9度(日最高)まで上昇しましたが、降雨と積乱雲からの下降気流の影響で12時20分には23.0度まで急降下しました。直後の13時10分には22.5度(日最低)を記録しました。この時期の日中に最低気温を記録するのは珍しいことです。



雨が上がり10度程気温が低下した南沢は、午前中とは一変しとても涼しくなりました。南沢での降雨は7/13に僅か0.5mmを記録して以降、18日間無降雨で、高温と相まって植物も元気がない状態でしたが、少しだけ回復した様子です。


文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)