講義「日本の里山」で2023年度の最終課題発表会を開催しました/教養・専門 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

講義「日本の里山」で2023年度の最終課題発表会を開催しました/教養・専門 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

教養・専門

講義「日本の里山」で2023年度の最終課題発表会を開催しました

2024年1月13日

1月13日(土)、最高学部の講義「日本の里山・里川・里海と地域デザイン」(自由選択科目・全学年対象)の最終回において、1年生2名、3年生1名の計3名が秋期課題の最終発表を行いました。
本講義では、現在の地方・地域の直面する課題を見据えつつ、それぞれの地域が持つポテンシャルをフィールドワークや文献調査を通して再発見し、これからの地域デザインを考える「素材」を集め、可能であれば何らかの提案を行うところまで行うことを目指してきました。春期には、地域をとらえる概念として「流域」と言う概念に着目し、岸由二・著『流域地図の作り方』を読んでのブックレポート、三浦半島の小網代の森へ出掛け流域を体感することや、実際の流域を見るということで荒川中・上流域でのフィールドワークを行いました。秋期には、里山再生の現場を見るため、茨城県つくば市で活動されているNPO法人TSUKKURAを訪ねました。
その後は、各自が興味・関心のある課題・問題認識を設定・整理し、解決に向けての先行事例等の調査を行った上で、レポートを作成して講義内で発表し、他の受講生の意見等をもらってブラッシュアップするという過程を2回行い、今回の発表に臨みました。

 

講義内発表会の様子

 

発表タイトル(テーマ)は以下の通りです。

1.武甲山の石灰石はいつまで採掘し続けることが可能か(1年)
2.茨城県つくば市から学ぶ、土地を生かす里山再生(1年)
3.潤沢な日本の水(3年)

 

発表会には受講生以外に、昨年度本講義を履修した現2年生2名も駆けつけ、活発な質疑応答が行われました。今後、最高学部での実習や研究、自主活動等に今回の経験を活かして行ってもらえればと思います。

 

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文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)

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