那須のお米が昼食で出される/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

那須のお米が昼食で出される/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

那須のお米が昼食で出される

2006年10月25日

那須のお米10月26日は、創立者羽仁吉一先生のご命日です。この日から約3ヶ月間、那須にある自由学園の水田(60年前に羽仁吉一先生が購入)で生産されたお米が学園と寮の昼食に出されます。


10月3日、3年生共同研究「食」グループの学生10人も収穫作業を一部行いました。また、女子部の中等科1年生、男子部中等科2年生も学部生とは別の日に収穫作業を体験しました。米作りの作業に携わることができた私たちは、植えた稲が立派に成長し、お米が実り、明日から食卓に並べることができることを嬉しく思います。また、学部生全員に、昼食で出されるお米が「今から60年前にミスタ羽仁が買われた学園の水田で生産された」お米であること、「学園生が生産過程に携わった」お米である事を知っていて欲しいと思います。
一般的に、那須の農家では稲の収穫作業を、9月の半ばから10月上旬にかけて行っています。10月3日に、私たちも2反(=約2000平方メートル)ほど収穫作業を行いました。収穫の前日まで雨が激しく降っていましたが、収穫当日はからりと晴れ、少し日差しが強い中、収穫作業を行うことができました。「鎌を使った手刈り」や「コンバインを使った収穫」といった昔と今の収穫方法を、学園提携農家の八月朔日(ほずみ)さんに教えていただきながら行いました。コンバインが回りきらない水田の曲がり角は、手刈りで収穫し、その他の部分はコンバインで収穫しました。また、脱穀したお米を精米して袋詰にする過程も見学し、那須からお米がひばりヶ丘の町田米店に運ばれてきたときは積み下ろしのお手伝いもしました。
那須のお米 那須のお米
今回収穫した稲は5月に植えたもので、学生も連休中に田植え作業を一反分行いました。学園所有の水田は全部で5反あり、収穫量は約40俵分あります。1俵は重さにすると約60kgです。「学園所有の水田」以外から収穫されたお米も加えて、今年度は、学園に100俵(重さにすると6トン)が自由学園に出荷されました。これは学園で年間に食するお米の3分の1に当たります。
那須のお米 那須のお米

3年共同研究 食グループ

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