那須での自然探索実験/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

那須での自然探索実験/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

那須での自然探索実験

2006年10月27日

10月21日(土)、22日(日)に、今年度3回目となる集中講義「自然探索実験」が行われ、大塚ちかこ先生、松田こずえ先生のご指導のもと、1年生~3年生までの学生16名が参加した。今回は那須農場を宿舎に、1泊2日で那須地方を周り、地形や自然を観察した。


21日の昼食前に学園のマイクロバスで出発し、まず、この日一般公開をしていた西那須野にある独立行政法人、畜産草地研究所を見学し、研究員の方に、研究内容の紹介をしていただいた。次に黒磯郷土館を見学し、敷地内に移築された旧家について、地元のボランティアの方に、那須開拓の様子と合わせて説明していただいた。次に日本三大疎水(用水路)の一つ、那須疎水を見学した。那須塩原市西岩崎にある、那珂川から疎水に水を取り込む頭首工やその周辺の植生を観察したが、日没のため、詳しくは見ることができなかった。
那須での自然探索実験
畜産草地研究所
那須での自然探索実験
黒磯郷土館での様子
那須での自然探索実験
羽仁先生宅で記念撮影
午後6時過ぎに那須農場に着き、夜は研修授業を行った。まず、那須農場職員の磯崎さんに、酪農の現状と、牛の生態についてお話をしていただいた。今回参加した男子学生の中には、以前から農場や農場周辺について勉強した人も多く、那須野ヶ原の地形や自然、疎水、農場の歴史について、先生と交互に授業をし、有意義な時間となった。
翌日は朝5時に起床し、農場内を見学した。農場内にある羽仁先生のお宅も見学させていただいた。8時半に農場を出発し、まず農場の水田を見学した。今月12日に女子部が稲を刈った蕪からは、既に新しい芽が伸びていた。次に、農場開拓初期に宿舎としてお借りした、西那須野の慶乗寺の前を通り、大田原市内の開拓の史跡を見学した。次に、箒川に沿って塩原方面に北上し、大黒岩という場所を見学した。貝殻や木の葉の化石が岩場の中に見ることができた。次に、箒川にある塩原ダムを見学し、最後に、農場の横を流れる蛇尾川の上流で、川沿いの植生を観察した後、昼食をとり、2時過ぎには那須を後にした。
天気にも恵まれ。1泊2日という短い時間ではあったが、開拓時代の面影を残す雑木林や、塩原の天然の林などを見ることができた。
那須での自然探索実験
雑木林の中を歩く
那須での自然探索実験
農場の水田を見る
那須での自然探索実験
箒川と大黒岩(右)

学部2年 吉川慎平

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