4年生による卒業研究の中間報告会/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

4年生による卒業研究の中間報告会/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

4年生による卒業研究の中間報告会

2008年12月18日

卒業研究の3回目の中間報告会12月16日(火)に学部食堂で、午前・午後の2部構成で、4年生による第3回卒業研究中間報告会が行われた。当日は先生方、学部生はもちろんのこと、卒業生の方も来てくださり、充実した報告会を行うことができた。


今回の報告順番と論文タイトル(仮タイトル含む)は下記の通り。
■午前の部
社会の理解系
教育
自由学園男子部における遠足の意義
託児におけるあそび道具の考案 ― 東京第一友の会を事例に
社会
安全と地域社会 ― ルールと遊び性をもとに理想の集団を導き出す
経済
日本における企業倫理
生活研究
家に求めるもの ― 都会生活の住まい方
自由学園におけるキャンパスと生活教育の有機的関係性 ― キャンパスの教育的資産価値の研究
文化の理解系
語学・文化
トーベ・ヤンソン「ムーミンシリーズ」における「自由」の考察
思想・歴史
「限界への挑戦」としてのアドベンチャーレース
生活美術
日本画制作「自然物と人工物の調和」 
色彩による自己表現(染織)
自然の理解系
数理情報
UMLデザインパターンを適用したマネジメントにおける問題点抽出手法の提案
■午後の部
自然の理解系
数理情報
生活時間のモデル化に関する研究 ― 全国友の会生活時間調べの解析をもとに
環境要因変化を組み込んだ野鳥羽数のモデル構築
物理・化学
粉塵爆発を動力に変える
ジャガイモの塩分吸収メカニズムの解析と応用
生物・農芸
自然と人とのかかわり ― 武蔵野におけるその変遷
卒業研究の3回目の中間報告会
 報告する4年生
今回の報告会では、主にそれぞれの研究の進捗状況を報告したが、新しいことを2つ試みた。ひとつは、報告会のリハーサルに誰でも参加できるようにしたことである。これまでは報告会の係と各卒業研究の指導の先生のみが参加していたが、今回はリハーサルの段階から多くの人に参加を呼びかけ、多くの指摘をリハーサルでしていただき、報告会に臨んだ。結果として、よい報告会とよい報告準備ができた。
卒業研究の3回目の中間報告会
 会場の様子
ふたつめは、今回の中間報告会の会場が学部食堂ということもあり、よい会場作りとはどういうものかを考えたことである。これまで食堂で報告会をするときはただ椅子を並べるだけだったが、そこに美しさはなく、また報告会を聞きにきてくださる方への気遣いも感じられなかった。そこで、食堂にある机を有効活用することにして、アンケート・メモ・感想などを書きやすくした。あわせて、ただ机を並べるだけではなく美しい配置とは何かについても考えた。会場にみあった場所作りの重要性、聴きに来てくださる方の視点を有する会場作りを考えることができたと思う。
最終的な報告会は3月7日(土)に行われ、これはどなたでも聴講自由なので、是非お越しください。

文:竹田拓己(学部4年) 写真:八木顕人(学部2年)

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